「同窓会をしないか」 ダイスケがそんな連絡をしてきたのは、ハタチの夏だった。 ハタチ、と言えば、あたしと知り合った頃の、カイト先輩の年齢だ。 いつの間にかあたしは、あの頃のカイト先輩と同じ年になっている。 当時、「流星群」という言葉さえよく知らなかったあたしも、今ではすっかり天文オタクとなり、母校天文部にOGとしてたまに顔を出しては、セミナーのようなものをしている。 ……あの頃のカイト先輩と、同じように。