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カイト先輩は、そこからそう遠くないファミレスの駐車場に車を止めた。

店に入り席に案内されると、あたしはすぐに洗面所へと立つ。


隠すように顔にあてていたタオルを鏡の前で取ってみたら、あまりにヒドイ顔で、むしろ笑いそうになった。

長時間外にいて汗もかいたし、湿気もあるし、走ったしで、髪もボサボサだ。



あたしは勢いよく水を出し、ジャブジャブと顔を洗う。

頭を冷やしたくて、わざとつめたい水にした。



顔を上げると、鏡の中には、泣きはらしたために目が赤くなっているあたしがいた。


顔を拭いて、軽くメイクをしたけれど――



もう今日は、告白どころじゃない。