「ほら、あそこ。ルーメルおばさんの果物屋」 指さすのは、こぢんまりした一軒の店。 二人が子供の頃から女手一つでこの店を切り盛りしているのは、ルーメル・シュリク。 子供好きの女性で、彼女の店からは、いつも、誰かしら仲間たちの笑い声が響いていた。