【連作】半熟騎士の日記帳 Season2

「うるさいね。私は、そこの黒髪に用があるんだよ!」

びしっ、と指さす先には、バート。

が、それに憤慨するのは、むしろアシュレイの方だった。

「なんだよ、バートは何もしてないじゃん!」

今にも噛みつかんばかりに、声をあげる。