【連作】半熟騎士の日記帳 Season2

「バートもか? なんなら、そのあと、サニア邸まで送ってやろうか?」

それは、親切心からの申し出だ。

それは、わかっているが。

「……その必要は、ない」

バートは、低い声で、答えた。