「知ってると思ってたから、言わなかっただけだ」 「知らないよ!」 むぅっ、と、アシュレイが手綱を握る手に力を入れると、馬車が動きを止める。 「おいおい……、」 イヴンは、勘弁してくれよ、という目で隣を見たが、それ以上は何もいわなかった。