「そ。俺、昔っから、馬が好きでさ」 並んだ馬の背を撫でながら、イヴンは御者台を降りた。 客室の方に、歩いてくる。 バートが扉を開けると、彼は、身軽な動作で、ひらり、と開閉部の床に飛び乗った。 片手で自分の体重を支え、にっ、と笑う。