【連作】半熟騎士の日記帳 Season2

まあ、アシュレイが嘆くのも、無理はない。

シャルロッテ・シュリクは、可愛い娘だった。

二人とも、同い年の彼女とは、教室で机を並べた仲である。

当時、クラスメイトの少年達が抱いていたシャルロッテへの思いは、憧れとか、恋とか、ほとんどがそういう類のもので。

その言葉の悲鳴じみた響きから見て、アシュレイもその中の一人だったのだろう。