四季〜二人で歩む季節〜



あたしの為なのかなって、嬉しかった。


確かに起きた瞬間から頭がズキズキしていて、あたしはその頭痛薬を一つ口に含みミネラルウォーターで流し込んだ。


それからシャワーを浴びて、あたしはレンの家を出た。



「こんばんは。」

「おう、ミユ。」

「内藤さん、最近忙しかったの?」

「ちょっとな。」


久しぶりに内藤さんが来てくれて、あたしは嬉しかった。


他のお客さんには見せない姿も内藤さんには見せれるぐらい、あたしは彼を慕っている。


「なぁ、あいつミユの客だろ?」