わたしの恋愛対象 ~あなたとの場合限定~

「俺は母親に付いていった。けどしばらくして母親…他に男が出来てそいつの方に行っちまった。それでさ、最後家出てく時に泣き叫んで"行かないで"って言う小3の俺を見つめて『今までアンタの世話ばかりで毎日が辛かった。アンタが居たせいで私は幸せになれなかった。アンタが居たら私は幸せになれないの…竜斗。いい加減私を幸せにさせて?』って言って出て行ったよ…でも仕送りしてくれるから生活に困らないし、逆に一人だと清々して良いし!」


竜斗は言い終わると私に顔を見せないでドアに向かった。


「…じゃぁコーヒーいれてくる!ちょっと待ってて…?」


その声はいつもと違い弱々しかった。