「送って…くれたんだ…」


竜斗は潤と仲が良いから家を知ってたんだ。

「もしかして…三時間も面白くもない本を読んでたのって…私を送ってくれる為…?」


考えてみると私のアルバイトが終わった瞬間に週刊誌を置いて入り口の前で待ってた意味が分かった。


「…竜斗」


そう思うと竜斗が凄くいとおしくなった。