引き金引いてサヨウナラ



美菜は絶句した。


――弾道ミサイル……


ニュースでしか聞いたことのない言葉。


それがまさか、自分たちが住む町の近くで被弾したとは、にわかに信じられなかった。


近くで二人の会話を聞いていた達也が、話に割って入ってきた。


「どこに落ちたのかな?」


初対面ではないので、挨拶もそこそこにそう切り出した達也に、弘は間髪入れず返答する。


「あ、はい、ヤマト重工の近くだって話でした」