それから数日が過ぎた。 仁と、入院中の弘が欠けたまま、訓練の日々が続いていた。 あれから偵察や出撃の指令は下っていなかったが、仁の殉死によって、しばらくの間は寮内に鬱々とした雰囲気が漂っていた。 覚悟して来ていても、いつ戦争に駆り出され、いつ死んでもおかしくないのだという現実に、なかなか気持ちがついていかない。 候補生たちはナーバスになり、些細なことでいさかいをすることもあった。