「帰ろっか」 晴香の言葉に、美菜は我に返る。 まだ少し思考に囚われながらも、小さく頷いた。 無言で遊園地をあとにして、電車に乗り込み、美菜も晴香もまたふと空に目をやる。 そして、もうすっかり消えてしまった四筋の飛行機雲に、 美菜は言い知れない不安を感じていた。