「なんだよ」 少し苛立つような弘の雰囲気に、叶は「なんでもない」と視線を外し、手元の麦茶を見つめた。 「さぁなぁ? ま、明日明後日ってことはないだろう」 のんびりと顔を撫でながら、和也は言った。 弘はそんな和也をチラリと見、ごくごくと麦茶を飲み干したあと、大きな溜め息をついた。 「合衆国や国連は、いつ軍隊を出すんだ」 その言葉に、仁が淡々と答える。 「軍隊を出すわけがないだろう」