リョウは今、写真関係の専門学校へ通いながら、写真家さんのお手伝いをしている。

モデルの仕事はきっぱり辞めたそうだ。

まだ、私の隣に住んでいるけれど、あまり逢う事もない。


私と隆志は相変わらず。

仕事ではたまに怒られるけど、外を出ると優しい。


これから、私達はどうなっていくのか?

未来は何が起こるか分からない。


分からないけど、私は隆志もリョウもどっちも大好きなのには変わらない。

ただ、今の所、好きの種類が違うけど。


ふふっ、“た・ぶ・ん”ね♪


あっ、たぶんなんてそんな事聞いたら、隆志に怒られるかな。はははっ!



「隆志?」

「ばか!ここは会社だ!」

「キスして?」

「こっちに来い!」



私は腕を引っ張られ会議室へ。

会議室へ入るなり、私は隆志の肩に両腕を絡ませ、背伸びをする。



「隆志?」



チュッ!



そして、私は隆志の目を見る。


「好き。」

「俺も好きだ。」


2人はもう一度、キスをする。

そして、窓から差し込む夕日によって、

2人のシルエットまでもが熱いキスをしていた。




~おわり~