優斗の頭にははてなマークがたくさんついていた。




「ひどいじゃーん…。
 黙って転校なんてさ??」



莉洙がアタシの肩に手をかける。



「や、やめろっ!!」


アタシは莉洙の手を振り払ってその場を走り去った。





アタシの中で忘れようとしていた記憶。




何で…




何で何で何で何で…!!




あいつがこの学校に来るんだよ…!!