「いってらっしゃぁ~いっ!!」 元気な母さんの声に送られ護と二人、家を出る。 「パワフルな母さんですね。」 「…まぁな。」 昨日の夜のことが夢みたい。 朝になると、 護はいつものように敬語に戻っていて…。 あのままでよかったのに。