すると水瀬は立ち上がった。 「ふーん、基礎、ね」 そう言うと クルッとあたしの方に体を向けた。 「そうッ!基礎っ!」 なんでXが消えるのか。 とか。 なんで眼鏡は頻繁に出てくるのか。 とか。 「そっから教えて貰わないと乙女心的なものがないあたしには分かんないんですよぉーっだ!」 しかし そんな皮肉っぽいあたしの言葉は 水瀬の行動によって 一瞬で打ち消されることになる。 グイッ 水瀬はあたしを引き寄せた。