好きと言えたら






「あみ。何か俺に聞きたいことないか?」


いきなりの質問に戸惑う。




ちゃんと向き合わなきゃ。


リナも応援してくれてる。


勇気を振り絞って今までの思いを伝えた。






「大ちゃんは…麗奈先生と付き合ってるの…?
私あの日見ちゃったの…」


「あみ。何を見たの?」


大ちゃんは優しく頭を撫でながら聞いた。




「…大ちゃんと麗奈先生が…キスしてたの…」




思い出したくない記憶。


今でもあの光景だけは鮮明に覚えている。




「やっぱりそのことだったのか。」






大ちゃんは罰が悪そうに答えた。