学校が終わり…

家に帰る…

正直…

勉強なんて頭に入らない…

今は…

なにがなんでも…

梓を…

探さなくちゃ…

いけないから…





数⑩分後…

家に着いた…

急いで部屋に入る…

急がなくちゃ…

今…

こうしてる間に…

凜が…

殺されるかも…

しれない…

どこに行けば…

…………………………。

ぼくと梓の…

思い出の場所…

今は…

それぐらいしか…

分からない…

まずは…

ぼくが…

梓に告白した…

○○公園に行こう…





着いた…

懐かしいな…

ここで…

初恋をした人に…

初めて告白して…

初めて…

女の子と…

付き合った…

思い出の場所…

確か…

その時の…

告白文は…

『あ、あなたが好きです!あ、あの。よかったら僕と付き合ってもらえませんか?』

だったな…

そしたら…

梓は…

『あはは!顔真っ赤だよ?嬉しいな♪いいよ!これからよろしくね?』

って…

長い髪を…

なびかせながら…

満面の笑みで…

言ってくれた…

あの時の…

梓の笑顔は…

忘れられない…

とても…

温かくて…

優しかった…

心が…

温かくてなるのが分かった…

でも…

梓は現れなかった…

名前を呼んでも…

いなかった…。