「ね♪」…なんて、可愛く言われても許せる冗談なんかじゃない。 「や…やめてよね。へ、変な冗談言ったりするの…。」 動揺するあたしの唇は上手く動いてくれない。 なのに、必死で訴えたあたしの言葉も両親には通じていない。 「ママとパパね。今度お仕事でニューヨークに住むことになったのぉ♪…ね?パパ〜?」 「そうだ、何てったってパパとママはラブラブだからなぁ〜♪」