汐音の“しお”をとって、紫苑。 早くこの名前に慣れないといけないけど、やっぱり少し違和感がある。 「愛原はあの席な」 「はい」 先生が指差したほうに視線を向ける。 まぁ、当たり前なんだけど、周りは男だらけ。 素直に返事して席に座ったのはいいけれど、何だかそわそわして落ち着かない。