「おっきーい。」



あたしは少し顔を上げ、建物を見て呟いた。


それにしてもデカイッッ!!


思わず何じゃコリャ!?と、叫びたくなる。


目の前に聳え立つ大きな建物は、もちろんあたしが通うことになっている学校。


風蘭高校だ。