「藤沢いたか?」 「いねぇ」 「つか、顔覚えてねぇ」 「メガネメガネ」 「今、掛けてないんだろ?」 「そっか。わかるって!」 「マジヤバいから」 …。 「……」 「…亜希、ごめんね。亜希のこと探してる奴ら、まだいるみたい」 「…うん」 早紀ちゃんはゆっくり扉を閉めながら言った。 こうなることは予測できた。 覚悟してたつもりだったけど、いざとなると怯えて、逃げ回ることしか出来ないんだ。