「アレ、アイツ等は?」 早紀ちゃんは猛ダッシュで下りてきた。 「小野達ならもう行ったよ」 「えぇ!? 文句言ってやろうと思ってたのに」 「だからだろ」 「何よ。で、アンタはこんなとこに亜希連れ出して何してんのよ。まさか、告って…」 「バッ、違ぇよ!! 昨日のこと、聞いた…」 早紀ちゃんは、下を向いた。