それは初恋で、






ガラッ



誰かが入って来た。私はパチッと目が覚めた。




「藤沢いる?」

「あ、相沢くん…どうして?」

「2限も3限も戻って来ねぇし、保健室にもいなかったから」




探して、くれたんだ…




「藤沢とちゃんと話したかったし」

「…あ、あの昨日はごめんなさい。途中で逃げ出しちゃって…それから、ありがとう。すごく、嬉しかった」