それは初恋で、





授業中、私はずっと悩んでいた。


辛いけど、ちゃんと答えると決めたから。

2人のために…




「…ゎ、藤沢! 具合悪いなら保健室行ってきなさい」

「…え、はい」




見るからにしんどそうな格好で悩んでいた。


中間考査が近いのに、このところまともに授業を受けれていない。


ごめんなさい、先生。



私は退室した。
特に、しんどいわけではなかったけれど。


そして、保健室ではなく図書室へ私は向かっていた。