母親が亡くなって暫くしてから、よく知っている母親の友達が俺を訪ねてきた。 遠い親戚に引き取られた俺を心配してくれたんだろう、母が亡くなってからは頻繁に訪ねてきてくれた。 その時何気なく聞いてしまった、父親の話。 その話を俺は、信じられるはずもなかった。 ――俺の父親は政府関係者? 母親がWJの一員である以上、それは有り得ない話だった。 だって、政府関係者との恋愛は禁止されているのだから。 カクサレタ、クニノキマリ。 .