君が弟、アタシが姉







アタシはその場を立ち去った。






ガチャンッ!







アタシは家のドアを思いっきり開けて、思いっきり閉めた。







「ハァハァ…」







「…椛?」







目の前には、颯。





お風呂に入った後なのか、髪の毛が濡れている。







「…颯」