セツは馬から飛び降りると抵抗しようとするティアラの腕を掴んで連れて行く
「んっ、痛いわ。セツ、離して。こんな警備の中逃げられるなんて思っていないから。」
セツはティアラの顔を疑わしそうにみると手を離した
ティアラは捕まれていた腕を軽くさするとセツの後に着いていく
大きな扉の前までくるとセツはその扉をたたいた
「陛下。ご所望の娘を連れて参りました。」
「……セツか、入れ。」
扉の向こうから低い声が聞こえてきた
「さぁ、陛下がお待ちだ」
セツが扉を開け、ティアラを中へ促す
シリウスさま…
怖い…。助けて…
「……はい。」
不安な思いを断ち切るようにティアラは部屋の中へ足を踏み入れた


