「皆のもの、今日はどんどん飲め。月に一度の宴だ。」



シリウスは臣下たちにそう告げ、自らも酒をのんだ





ティアラは……まだであろうか…




ぼーっとそんな事を考えている自分に気がつき、驚いた


なぜこの頃ティアラのことばかり浮かんでくるのだ?まだ素性もしれていない娘を…






王宮まで毎日やってくる商人たちの広げる品物の中に真っ白な美しいドレスを見つけたときも、なぜか


ティアラに似合いそうだと思い買い求めていた





それを着て宴に出席するようにもいった…






わたしは…





ティアラを好きになりかけているのか?