「……。」





少女は色白でアルバンの娘にはない、うすいブルーの髪色をしていた

全身びしょぬれだ


そしてなにより、息を飲むほど美しい



なんて美しいんだ…。



シリウスは思わず言葉を失った



少女の胸元にはペンダントがかかっており、それが太陽の光に輝いていた


「これが光っていたのですね。」



「あぁ……。」


シリウスは曖昧に返事をした

この少女はどこからきたのか……



「シリウス様っ、シリウス様?」


そのクラウドの声にはっと我に返る


「あぁすまない。すこしぼーっとしていたようだ」