シズナに着いて行くと、そこにはルウイ国の衣装がたくさん掛けられていた
「ティアラ様、お好きな物をお選び下さいませ。」
「着替えたくありません。アルバンの衣装を着ていたい…」
少しでもシリウス様を感じていたい
しかしシズナは強い声で否定した
「それはなりません。申し訳ありませんが命令です。無理にでも着替えて頂きます。」
と、シズナは大量の衣装の中からティアラに似合いそうな真っ白のものを選ぶと着替えさせようとする
「いやっ!離して…離してよ。」
ティアラの目からはポロポロと涙がこぼれ落ちる
「では将軍を呼んで無理にでも着替えていただきますよ?それはいやでしょう。」
セツに……
そんな………。
「分かっていただきましたか?ではこれを…」
シズナは衣装を差し出す
「……。」
ティアラは涙を拭ってそれを受け取り、着替えた
「あっ、そのペンダントもお外しください。」
「これは、私の御守りなの。別に武器になったりしないんだから、お願いよこれだけは…」
私がシリウス様に助けられた時からつけていたペンダント
これを外したことは一度もない
このおかげで自分の名前が分かった…私にとって大切なもの
シリウス様もきっと御守りなのだと言ってくれた
「……。わかりました。これからはわたくしが身の回りのお世話をさせていただきます。今日はもうお休み下さい。」
シズナはティアラの表情をすこし伺うと部屋を出て行った


