*Tiara*〜天使の君〜


腕を捕まれたまま半ば強引に長い通路を進み、階段を上っていく




「ここだ。」


セツは扉を開けると、強引にティアラをその中に入れた




「シズナ!!」


セツが一声呼ぶと女性が近づいてきた


「はい、将軍。」


「この娘をわが国の衣装に着替えさせろ。これからはルウイに住むのだ、アルバンの服など着ていられたら目障りだ。」




「わかりました。あなた、名前は?」


シズナと呼ばれた女性が聞く



ティアラは下を向いてなにも話さない


「…強情な娘だ。名はティアラ。天使の君、とも呼ばれているらしいが…」



「それではティアラ様、参りましょう。」



シズナに言われ、セツを見ると鋭い目で見返された。

抵抗しても無駄だと悟り着いていく