中へ進んでいくと一番奥の大きな玉座に男がすわっていた
「お前が天使の君か…ふっ、あのシリウス王を虜にした娘。どんな娘かと思っていたが、確かに愛らしい顔をしているがまだ少女ではないか。」
男が不気味に笑う
こんなことでひるんではいけない…
「わ、わたしを誘拐してどうするおつもりです?」
ティアラは出来るだけ強い口調ではっきりと問う
「ずいぶんと強気な発言の割にはふるえているぞ?ふっ。」
「…っ。ふ…震えてなんかいません。」
男はティアラを見つめて言った
「私はルウイ国王、デュクソンだ。そなたには戦の時ずいぶんとしてやられた。これからはその予知能力をこのルウイのために使ってもらおう。」
「なぜ私がそんなことをしなければならないの?それに私は見たいときに未来を見ることが出来るわけではないのです。あなたの要望には応えられません。」
「お前に意見される筋合いはない。セツ、もうよいこの娘を連れていけ。」
デュクソンはティアラをもう一度みると、奥の部屋へと姿を消した
「さぁ、来てもらいましょう。」
「嫌よ。あなた達のいいなりにはなれませんっ。」
「それならば強引にでも来てもらう。」
「やめて、離してよ!」
セツはティアラの腕をつかみ、廊下を進んでいった


