「愛斗と花はまたテスト上位だったぞ」


「いいなぁ。二人とも頭いいからうらやましい! 私はどうだった?」


「心は前回よりかなりあがってたよ。勉強したんだなって伝わってきたし。頑張ったな!」


「うん! 愛斗くんと一緒に勉強したから」




にこやかな雰囲気の休み時間。この時、俺の携帯に一通のメールが受信される。



「あ。携帯没収」


「わわ! すみません! 電源切っとくから見逃してっ」


「冗談だよ。今時、携帯を持つなって校則がおかしいんだよ」



さすがマー君。話がよく分かる。



携帯を開いてメールの文を読んで固まる俺。