「は? ふざけんなっ! 泣かせたってまさか無理やり……」 「何もしてねーよ。黙れ、チビ」 「チビじゃねーよ! 今からが育ち盛りの成長期なんだよ! ていうかついに本性出しやがったな?」 「ああ、うるさい。心ちゃんが心配なら追い掛けな」 「あったり前だっ! バカ愛斗! 二度と俺の心に近づくな!」 なおさんに背中を押されて、陽は店を出ていった。本来なら俺が行くべきなんだけど…… 「愛斗くん座って。仕上げるよ」