「そんなの私の勝手じゃん!」


「何、大声出してるのよ? うるさいなぁ!」



なおさんまでやって来ると、ツッチーさんは何を思ったかなおさんの肩を抱く。



「なお! もう一人子供をつくるぞ!」


「はぁ?」


「普通一般の恋愛価値感を持った娘をもう一人……」



ツッチーさんの勢いのある言葉は、なおさんの鉄拳で黙らされた。



「子供達の前でアホなこと言うな!」


「今さら年の離れた兄弟なんて恥ずかしいからやめてよね!」


「俺は弟が欲しい! いつも美姫にパシラされてたからパシラせたい!」



こ、この家族は……