「パパ、どうしたの?」
「ん? どうもしないよ」
……現在、彼女の自宅。コソコソされるのは嫌だって言うから、勇気を出して付き合い始めたことを報告に来たのに彼女のお父さんは黙ったまま。
彼女と彼女のお母さんと俺の三人で、さっきからずっと会話を交わしている。
「心を大切に想ってくれる人ができたんだから拗ねなくてもいいじゃない」
「拗ねてないし」
めちゃくちゃ拗ねてるじゃん。穏やかな笑顔は作り出しているけど無理してる感じがびしびし伝わってくるんですけど。
だけどそんな雰囲気を変えたのは彼女の一言。
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