「嫌じゃないの!」


「へ?」



必死な顔で俺の腕にしがみついてきて見上げてきた。



「でも……」



辺りを見回してギュッと腕を掴んできて



「私だってしたいよ……」




頬をピンク色に染めて切なげな瞳で言われたら……



「ごめん。抑えきかないかも」


「えっ……」



場所を気にしていたのに、我慢できなくて本能のままキスを繰り返した。


初めて舌を入れても彼女は受け入れてくれて、閑静な住宅街に二人の吐息だけが響き渡る。



「んっ……はぁ……」



唇を離すとトロンとした初めて見る彼女の表情……



そのまま俺の胸に顔を押しあてて抱きついてきた。