嫌いだなんて……嘘でも言えない。だって俺は…… 「好きだよ」 誰よりも…… 「俺は……君が好きだよ」 生まれて初めて口にした『好き』って言葉。 きちんと真っ直ぐ彼女の目を見据えて言った。彼女は呆然とした表情で俺を見てくる。 「う……そ……」 涼しい風が吹いてふわりと髪が揺れてまだ空を漂っていたシャボン玉が空高く飛んでいく。 「嘘じゃない。俺の初恋は心ちゃんで……ずっとずっと好きだった」 ずっとずっと言いたかったんだ。やっと……想いを伝えられて胸が熱くなった。