「いくら花にあんなことされてもやっぱり親友だし。何か理由があったんだよね……」 「……」 「知らずに花を傷つけていたなら私も謝る。美姫達にしたことは許せないけど。何度も何度も花とは向き合うよ……だけど愛斗くんとは向き合えない」 ガツンと頭に石を投げ付けられたような衝撃を受けた。 「忘れたいの……これ以上苦しい思いをしたくない。花の傍にいて花のことだけ考えてあげて」