――ていうか。 俺、このまま二階にあがったら彼女と二人きりなんですけど。 もしかして美姫ちゃんわざと俺達を二人きりにさせる為に……? 美姫ちゃんが途中までしていたグラスに氷を入れて二階にあがった。 久しぶりの二人きり。 かなり緊張していた。 「あれ? 美姫は?」 「陽を追い掛けて行ったよ。ツインテール似合わねーって言われてキレてた」 彼女はクスクス笑って俺からグラスを受け取るとオレンジジュースを注いだ。