「意味分かんねー! ていうか愛斗はどうなんだよ? 花ちゃんのことちゃんと好きなんだろ? 不安にさせてんじゃねーよ」 「俺は……」 「フラフラしてるから心も前に進めないんだ! バーカ!」 そう言って立ち上がる陽。 「陽! 今はとにかく美姫ちゃんを守ってやって」 「……あの女にボディーガードは必要ねぇ!」 「何だとコラ!」 いきなりガツーンと後頭部を殴られる陽。いつの間に美姫ちゃんが一階に降りてきていた。