だって親友の花ちゃんと付き合っている俺に想いを寄せていても無意味。 忘れて新しい恋を探すのが普通…… 二階にあがり、階段を昇りきったところで足が止まる。 美姫ちゃんが部屋の前で固まっていたから。 「どうしたの?」 「しっ!」 話し掛けたら人差し指を口に当ててキッと睨み付けられた。 な、何? 数センチの隙間から開いた扉の向こうをソッと覗くと彼女と陽がゲームをしている後ろ姿。 「……心、マジで俺、心のこと好きだよ」 ――いつもの調子じゃない。陽は本気で……彼女に告白していた。