「こんな低レベルなこと止めれば? 見ていて呆れる」 「あなたに関係ないし。低レベルに見えても私は楽しいもん。心が泣いてる姿を見てるのって」 何言ってんだよ?女相手でもさすがに今の言葉にはキレそうになったのに美姫ちゃんはクスリと笑った。 「なるほどね。嫌がらせをする理由が分かった。あんた、誰からも愛されてないんでしょ? だからみんなから愛されている心が羨ましくて嫉妬してるんだ?」 蝉の鳴き声と共に聞こえたパシッと乾いた音。 ――花ちゃんが 美姫ちゃんの頬を殴った。