「偶然! 今からピアノのレッスンに行くところなの」 「そう……なんだ」 セーフ?大丈夫だ。聞かれてない。ホッとして笑顔を無理やりつくった。 「心の幼なじみの美姫ちゃんだよね? 何で一緒にいるの?」 「あ……たまたま会って。コンビニに行くんだ」 「そう。いつも思っていたけどゆるく巻いてる髪かわいいよねー」 花ちゃんが美姫ちゃんの髪に触れようとした瞬間、美姫ちゃんはその手を振り払った。