ひかりの家はビルが立ち並ぶ街中の高層マンションの20階 「夕飯作りましょーか?」 「オムライス」 「はあーい!」 慣れた手つきでキッチンに立つ純 ひかりも慣れたようにその光景を見た。 「親父に電話したの?」 「した方が良いっスか?」 「いらない」 「ならしません」 イヤホンをつけてケータイで音楽を聞き始めるひかり 「出来ましたよ」と純がそのイヤホンを取る ひかりは踏まえるそうに純を見てからオムライスに目を向けた。