それから10分もしないうちにチャイムが鳴った。 玄関を開けると 「あんた…………、」 「こっちはもう来ないつもりだったんだけどね! 敦さんが行って来いって言うもんだからね」 「用がねーならとっとと帰れよ」 「どうしたひかり?」 冬弥が出て来ると義理の母は 「まあ柄の悪い!派手な毛の色ねー、あんたそっくり!」 「とっとと帰れやクソ野郎!!」 声を荒げて怒鳴るひかりに冬弥がビックリした 「近所迷惑だろう! 静かにおしよ、全く怒鳴ればいいと思って。」